アイリス Irises(1889) - フィンセント・ファン・ゴッホ
アイリス Irises(1889) - フィンセント・ファン・ゴッホ
ゴッホが耳切り事件を起こした後に入院した、サン=レミの精神療養院にて描かれた作品。療養院で最初に描かれたのがこの「アイリス」でした。彼はこの作品の他にも、あやめを題材にした絵を複数残しています。
ファンゴッホの寝室 The Bedroom(1888) - フィンセント・ファン・ゴッホ
ファンゴッホの寝室 The Bedroom(1888) - フィンセント・ファン・ゴッホ
南フランスのアルルで暮らした通称「黄色い家」の寝室を描いた作品です。青い壁と黄色のベッドの激しいコントラストは経年の褪色によってできた色合いで、元々壁は紫に近い色、全体としてはより落ち着いた印象であったことが研究によって明らかになっています。また変わった遠近感のある絵ですが、実際にこのような台形の部屋で、決してゴッホが失敗した訳ではないことも分かっています。
アイリス Irises(1890) - フィンセント・ファン・ゴッホ
アイリス Irises(1890) - フィンセント・ファン・ゴッホ
サン=レミの療養院を退院する直前の1890年5月に描かれた作品。同じ時期に、同じ構図で異なった配色の静物画を4つ(2つはアイリスを、2つはバラを)描いています。
印象・日の出 Impression, Sunrise (1872) - クロード・モネ
印象・日の出 Impression, Sunrise (1872) - クロード・モネ
「印象派」の名前の由来となった有名な作品。モネの生まれ故郷であるフランス北西部の都市、ル・アーヴルの港の風景が描かれています。画家の登竜門であった政府主催の美術展覧会「サロン」の保守的な審査姿勢に不満を募らせた若手の気鋭画家たちが立ち上げたグループ展(印象派展)の第一回に出展された作品で、この印象派の出現により西欧絵画の歴史が大きく転換したと言っても過言ではありません。
小クルーズ川 The Petite Creuse River (1889) - クロード・モネ
小クルーズ川 The Petite Creuse River (1889) - クロード・モネ
1889年の3月から、モネはフランス中部の村・クルーズに滞在し、渓谷をモチーフに数多くの作品を描きました。20点ほど描かれたうちの9点については、9点で一つの作品群を構成しており、「連作」の手法で描かれた最初期の作品であると言えます。
積みわら Haystacks (1890 - 1891) - クロード・モネ
積みわら Haystacks (1890 - 1891) - クロード・モネ
モネの連作の一つ「積みわら」のうちの一枚。冬の荒涼としたジュヴェルニーの情景と積みわらが描かれています。モネは1890年から、ジヴェルニーの自宅周辺にあった積みわらを描き始めました。同じ対象物を異なった時間・季節に描くことで、移ろい変化する光・大気・天候の効果を表現しようと試みたのが「積みわら」の連作で、商業的にも大きな成功を収めています。
ヴァーノンのネトルズ島 Île aux Orties near Vernon (1897) - クロード・モネ
ヴァーノンのネトルズ島 Île aux Orties near Vernon (1897) - クロード・モネ
モネの自宅があったジヴェルニーからほど近い、エプト川とセーヌ川が合流する地点の茂みを描いた作品。モネは1896年ごろから夏には太陽が昇る前に自宅を出て、セーヌ川支流の朝霧の効果を描くことを日課としていました。この時に描かれた連作「セーヌ河の朝」は1898年の個展に出品され、成功を収めています。
ウォータールー橋、ロンドン、夕暮れ Waterloo Bridge, London, at Sunset (1901) - クロード・モネ
ウォータールー橋、ロンドン、夕暮れ Waterloo Bridge, London, at Sunset (1901) - クロード・モネ
1899年から1901年にかけて、モネはロンドンに3度の取材旅行へ出かけ、テムズ川の霧の効果を描くことに取り組みました。こちらは夕暮れ時のウォータール橋を描いた作品。1904年には「テムズ川の眺めの連作」と題しデュラン・リュエル画廊に37点の作品が展示されました。
チャリング・クロス橋 Charing Cross Bridge (1903) - クロード・モネ
チャリング・クロス橋 Charing Cross Bridge (1903) - クロード・モネ
テムズ川にかかるチャリング・クロス橋と駆け抜ける列車を中心として、水面に反射する光と辺りを覆う霧の効果を描いた作品。1899年から1901年の間にロンドンに三度滞在し、そこで取材したチャリング・クロス橋、ウォータールー橋、国会議事堂をテーマとした作品を実に100近く描きました。彼はロンドンについてこう書き綴っています。「私はロンドンの、そのすばらしい霧が大好きなのです。」
パラッツォ・ダ・ムーラ、ヴェニス Palazzo da Mula, Venice (1908) - クロード・モネ
パラッツォ・ダ・ムーラ、ヴェニス Palazzo da Mula, Venice (1908) - クロード・モネ
水の都、イタリア・ベネチアの運河に面する特徴的な建物を描いた作品。70歳が近づきつつあったモネは、1908年の10月から12月にかけて妻のアリスと共にイタリアのヴェネツィアへ最後の大旅行を敢行し、「ヴェネツィアの眺め」と題した29枚の作品を残しました。
浜辺にいる若い少女 Young Woman on the Beach (1896) - エドヴァルド・ムンク
浜辺にいる若い少女 Young Woman on the Beach (1896) - エドヴァルド・ムンク
Young Woman on the Beach (1896)
メーダ・プリマヴェージ Mäda Primavesi (1912 - 1913) - グスタフ・クリムト
メーダ・プリマヴェージ Mäda Primavesi (1912 - 1913) - グスタフ・クリムト
Mäda Primavesi (1912 - 1913)