緑の麦畑 Green Wheat Fields, Auvers(1890) - フィンセント・ファン・ゴッホ
緑の麦畑 Green Wheat Fields, Auvers(1890) - フィンセント・ファン・ゴッホ
ゴッホ終焉の地、パリの北西にあるオーヴェル=シュル=オワーズにて描かれた作品。初夏の青々とした小麦畑が描かれています。空と新緑、小道以外に何の芸術的モチーフも存在しない、純真な自然のみを描いた美しい作品です。
印象・日の出 Impression, Sunrise (1872) - クロード・モネ
印象・日の出 Impression, Sunrise (1872) - クロード・モネ
「印象派」の名前の由来となった有名な作品。モネの生まれ故郷であるフランス北西部の都市、ル・アーヴルの港の風景が描かれています。画家の登竜門であった政府主催の美術展覧会「サロン」の保守的な審査姿勢に不満を募らせた若手の気鋭画家たちが立ち上げたグループ展(印象派展)の第一回に出展された作品で、この印象派の出現により西欧絵画の歴史が大きく転換したと言っても過言ではありません。
散歩、日傘をさす女 Woman with a Parasol, Madame Monet and Her Son (1875) - クロード・モネ
散歩、日傘をさす女 Woman with a Parasol, Madame Monet and Her Son (1875) - クロード・モネ
モネ一家がフランス、パリにほど近いアルジャントゥイユに住んでいた頃の1875年に描かれた作品。逆光で生み出される光の陰影の効果が、独特の臨場感を演出しています。この頃モネは妻のカミーユと、息子ジャンをモデルにして、風景の中の人物を描くことに専念していました。着物を着た妻、カミーユを描いた「ラ・ジャポネーズ」と共に1876年の第二回印象派展に出展されました。
サン=ラザール駅、ノルマンディーからの列車 Arrival of the Normandy Train, Gare Saint-Lazare (1877) - クロード・モネ
サン=ラザール駅、ノルマンディーからの列車 Arrival of the Normandy Train, Gare Saint-Lazare (1877) - クロード・モネ
フランス、パリのサン=ラザール駅を描いた作品。サン=ラザール駅はロンドンのクリスタル・パレスに代表されるガラスと鉄骨で織りなす建築の先駆けであり、そして工業化されていく社会の象徴でもありました。モネはこの年、サン=ラザール駅とその周辺をテーマに多くの作品を描き、そのうちの8点をその年に開かれた「第三回印象派展」に出展しています。
アンティーブの庭師の家 Gardener's House at Antibes (1888) - クロード・モネ
アンティーブの庭師の家 Gardener's House at Antibes (1888) - クロード・モネ
フランス南部の地中海、コート・ダジュールに面した都市であるアンティーブで描かれた作品。モネは1888年の4月から5月にかけて、芸術家の溜まり場となっていた宿場に滞在し、ここで30点ほどの作品を描きました。6月にはこの地で描いた10点の作品を、画商であったゴッホの弟テオに売り、それらの作品が展示された「アンティーブの海の風景」展はフランスで評判だったそうです。
朝もや Morning Haze (1888) - クロード・モネ
朝もや Morning Haze (1888) - クロード・モネ
モネの自宅のあるジヴェルニーからほど近い、ひなげし畑の朝の風景を描いたと思われる作品。1890年には同じひなげしの野をモチーフにした作品を「連作」の手法で描いています。朝靄の幻想的な効果を見事に表現した作品です。
小クルーズ川 The Petite Creuse River (1889) - クロード・モネ
小クルーズ川 The Petite Creuse River (1889) - クロード・モネ
1889年の3月から、モネはフランス中部の村・クルーズに滞在し、渓谷をモチーフに数多くの作品を描きました。20点ほど描かれたうちの9点については、9点で一つの作品群を構成しており、「連作」の手法で描かれた最初期の作品であると言えます。
積みわら、雪の効果、曇り日 Stack of Wheat, Snow Effect, Overcast Day (1890 - 1891) - クロード・モネ
積みわら、雪の効果、曇り日 Stack of Wheat, Snow Effect, Overcast Day (1890 - 1891) - クロード・モネ
モネの最初の連作「積みわら」のうちの一枚。寒々とした冬のジヴェルニーが描かれています。モネは1889年から1890年にかけて、ジヴェルニーの自宅周辺にあった積みわらを描くことに注力しました。同じ対象物を異なった時間・季節に描くことで、移ろい変化する光・大気・天候の効果を表現しようと試みたのが「積みわら」の連作で、20~30点以上を描いています。
積みわら Haystacks (1890 - 1891) - クロード・モネ
積みわら Haystacks (1890 - 1891) - クロード・モネ
モネの連作の一つ「積みわら」のうちの一枚。冬の荒涼としたジュヴェルニーの情景と積みわらが描かれています。モネは1890年から、ジヴェルニーの自宅周辺にあった積みわらを描き始めました。同じ対象物を異なった時間・季節に描くことで、移ろい変化する光・大気・天候の効果を表現しようと試みたのが「積みわら」の連作で、商業的にも大きな成功を収めています。
ヴァーノンのネトルズ島 Île aux Orties near Vernon (1897) - クロード・モネ
ヴァーノンのネトルズ島 Île aux Orties near Vernon (1897) - クロード・モネ
モネの自宅があったジヴェルニーからほど近い、エプト川とセーヌ川が合流する地点の茂みを描いた作品。モネは1896年ごろから夏には太陽が昇る前に自宅を出て、セーヌ川支流の朝霧の効果を描くことを日課としていました。この時に描かれた連作「セーヌ河の朝」は1898年の個展に出品され、成功を収めています。
ウォータールー橋、ロンドン、夕暮れ Waterloo Bridge, London, at Sunset (1901) - クロード・モネ
ウォータールー橋、ロンドン、夕暮れ Waterloo Bridge, London, at Sunset (1901) - クロード・モネ
1899年から1901年にかけて、モネはロンドンに3度の取材旅行へ出かけ、テムズ川の霧の効果を描くことに取り組みました。こちらは夕暮れ時のウォータール橋を描いた作品。1904年には「テムズ川の眺めの連作」と題しデュラン・リュエル画廊に37点の作品が展示されました。
チャリングクロス橋、ロンドン Charing Cross Bridge, London (1901) - クロード・モネ
チャリングクロス橋、ロンドン Charing Cross Bridge, London (1901) - クロード・モネ
イギリス、ロンドンのテムズ川にかかるチャリング・クロス橋と、霧の効果を描いた作品。1899年から三度に渡るロンドンへの取材旅行で、約100点ものテムズ川の風景を描きました。陽光と霧の織り成す幻想的な光の効果が見事に表現されています。
チャリング・クロス橋 Charing Cross Bridge (1903) - クロード・モネ
チャリング・クロス橋 Charing Cross Bridge (1903) - クロード・モネ
テムズ川にかかるチャリング・クロス橋と駆け抜ける列車を中心として、水面に反射する光と辺りを覆う霧の効果を描いた作品。1899年から1901年の間にロンドンに三度滞在し、そこで取材したチャリング・クロス橋、ウォータールー橋、国会議事堂をテーマとした作品を実に100近く描きました。彼はロンドンについてこう書き綴っています。「私はロンドンの、そのすばらしい霧が大好きなのです。」
パラッツォ・ダ・ムーラ、ヴェニス Palazzo da Mula, Venice (1908) - クロード・モネ
パラッツォ・ダ・ムーラ、ヴェニス Palazzo da Mula, Venice (1908) - クロード・モネ
水の都、イタリア・ベネチアの運河に面する特徴的な建物を描いた作品。70歳が近づきつつあったモネは、1908年の10月から12月にかけて妻のアリスと共にイタリアのヴェネツィアへ最後の大旅行を敢行し、「ヴェネツィアの眺め」と題した29枚の作品を残しました。
クラーゲリョーの風景 Landscape of Kragerø (1912) - エドヴァルド・ムンク
クラーゲリョーの風景 Landscape of Kragerø (1912) - エドヴァルド・ムンク
Landscape of Kragerø (1912)
浜辺にいる若い少女 Young Woman on the Beach (1896) - エドヴァルド・ムンク
浜辺にいる若い少女 Young Woman on the Beach (1896) - エドヴァルド・ムンク
Young Woman on the Beach (1896)
病める子 Ⅰ The Sick Child I (1896) - エドヴァルド・ムンク
病める子 Ⅰ The Sick Child I (1896) - エドヴァルド・ムンク
The Sick Child I (1896)
絶望 Despair (1894) - エドヴァルド・ムンク
女性の頭部 Female head (1932-1942 ) - エドヴァルド・ムンク
女性の頭部 Female head (1932-1942 ) - エドヴァルド・ムンク
Female head (1932-1942 )
フリードリヒ・ニーチェ Friedrich Nietzsche (1906) - エドヴァルド・ムンク
フリードリヒ・ニーチェ Friedrich Nietzsche (1906) - エドヴァルド・ムンク
Friedrich Nietzsche (1906)
Head by head (1905) - エドヴァルド・ムンク
水流 Bewegte Wasser (1898) - グスタフ・クリムト
婦人の肖像 Porträt einer Dame (1916 - 1917) - グスタフ・クリムト
婦人の肖像 Porträt einer Dame (1916 - 1917) - グスタフ・クリムト
Porträt einer Dame (1916 - 1917)
リュートを調弦する女 Young Woman with a Lute (1662 - 1663) - ヨハネス・フェルメール
リュートを調弦する女 Young Woman with a Lute (1662 - 1663) - ヨハネス・フェルメール
Young Woman with a Lute (1662 - 1663)
花咲くリンゴの木 The Flowering Apple Tree (1912) - ピート・モンドリアン
花咲くリンゴの木 The Flowering Apple Tree (1912) - ピート・モンドリアン
The Flowering Apple Tree (1912)
ドンブルグ、砂浜と桟橋からの光景 View from the Dunes with Beach and Piers, Domburg (1909) - ピート・モンドリアン
ドンブルグ、砂浜と桟橋からの光景 View from the Dunes with Beach and Piers, Domburg (1909) - ピート・モンドリアン
View from the Dunes with Beach and Piers, Domburg (1909)
砂丘 Ⅲ Dune III (1909) - ピート・モンドリアン
コンポジション No Ⅳ Composition No IV (1914) - ピート・モンドリアン
コンポジション No Ⅳ Composition No IV (1914) - ピート・モンドリアン
Composition No IV (1914)